06/09/2026
『商店建築』2026年9月号に、
弊社が木工事を担当した現場が掲載されました。
空間を構成する木部の製作・施工に携わり、
誌面の施工業者一覧にも木工事担当として記載されています。
ぜひお手に取ってご覧ください
安政三年(1856年)創業。皇室の御用も数多く携わる栄誉をいただいております。
水・土・日・祝は予約制で営業しております。
安政三年(1856年)創業の宮崎家具は、京指物の伝統をかたくなに受け継ぎ、芸術の香りただよう家具の数々を生活の中に息づかせてまいりました。皇室の御用も数多く携わる栄誉をいただいております。
また、現代的な生活空間へのご提案としてモダンで洗練されたインテリアを国内外から厳選しております。
06/09/2026
『商店建築』2026年9月号に、
弊社が木工事を担当した現場が掲載されました。
空間を構成する木部の製作・施工に携わり、
誌面の施工業者一覧にも木工事担当として記載されています。
ぜひお手に取ってご覧ください
04/09/2026
線を引かず、刻む。
工場には、さまざまな道具があります。
手のひらにおさまるものから、
人の背丈を大きくこえるものまで。
連載〈道具の記憶〉では、
宮崎とともに時を重ねてきた
道具たちを取り上げます。
それぞれが刻んできた時間を、
どうぞご覧ください。
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木材の加工は、印つけから始まります。
けれど、鉛筆はほとんど使いません。
鉛筆の線には、太さがあるからです。
線のどちら側を切るのか。
そのわずかな迷いが、寸法を狂わせます。
代わりに手にするのが「毛引き(けびき)」。
木材に刃をあて、すっと引くと、
髪の毛ほどの細い筋が刻まれます。
刻まれた筋に、太さはありません。
そして何度あてても、
寸分たがわず同じところに筋が入ります。
二本の筋を同時に刻める毛引きは、
この工場で生まれた手づくりの一丁。
筋と筋の幅を、自在に変えられます。
ここで刻まれる一筋が「基準」となり、
工場のすべての加工は、
この細い線から始まっていきます。
#宮崎家具 #指物 #木工
27/08/2026
木肌に、鳥の目が
私たちが日々向き合う木々には、
ひとつとして同じものはありません。
静かに時を重ねた年輪、
その内に秘められた物語。
連載〈銘木との対話〉では、
宮崎にある希少な銘木たちの声に
耳を傾けていきます。
職人の視点で見つけた木の奥深い魅力を、
どうぞお楽しみください。
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今回は、海を渡ってきた木を。
北米産の「バーズアイメープル」です。
白に近い木肌の一面に、
小さな粒が無数に散らばっています。
一つひとつが、
鳥の目のようにこちらを見返してくる。
ごく稀に起こる、突然変異。
そのような素性の木だけが見せる、
自然のなせる業です。
原木に向き合い、その姿から気配を読むこと、
それだけが手がかりです。
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「目」の正体は、円錐形のくぼみ。
木の内側へ向かって、小さく食い込んでいます。
だから、断つ向きひとつで景色が変わります。
横に切れば、線となって流れ、
縦に切れば、目となって浮かぶ。
同じ一本の木から、
まったく別の表情が生まれてくるのです。
無数の目に見つめられながら、
この板の使いどころを考えています。
#宮崎家具 #指物 #木工
26/08/2026
桐タンスを洗いました。
20/08/2026
桐の白に、菊の白
こちらは、日本画家の
林李子(はやし ももこ)先生による
桐箱『菊』です。
白い菊は置き上げ。
胡粉(ごふん)を重ねては乾かし、
花のかたちを木肌の上へ起こしていきます。
平らな面に描かれた絵ではなく、
指先でなぞれば、
ふっくらとした厚みが返ってきます。
淡く掃かれた金砂子が、
桐の白い木肌に、静かな奥行きを添えて。
長寿と吉祥のしるしとして
親しまれてきた菊。
使うほどに、
指先が花のかたちを覚えていきます。
#宮崎家具 #指物 #木工
13/08/2026
大きな器を、木でしつらえる
宮崎の仕事は家具にとどまらず、
建築の内装にも、多く関わっています。
大阪・堺に竣工した
株式会社シマノの新本社ビル「SGH」。
創業の地に建つ、会社の中枢。
私たちが受け持ったのは、
木工事と家具工事です。
材は、吉野ヒノキ。
この建築のために盤(ばん)を買い付け、
突板へと加工しました。
寸法も、扱う面積も、家具とはまるで違う。
それでも、木目を読み、面をそろえ、
継ぎ目をおさめていく手つきは変わりません。
人が集まり、言葉を交わす場所。
その落ち着きを、木が支えています。
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Photo: 雁光舎 野田東徳
#宮崎家具 #指物 #木工
07/08/2026
夏季休業のお知らせ
誠に勝手ながら、宮崎木材工業は
8月9日(日)から16日(日)まで、
夏季休業とさせていただきます。
休業期間中に頂戴したお問い合わせには、
8月17日(月)以降、順次ご対応いたします。
ご不便をおかけいたしますが、
何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
#宮崎家具 #指物 #木工
30/07/2026
香魚、青葉に涼を
床の間は、季節を映す小さな舞台。
そこに掛かる一幅の軸が、
暮らしに四季の訪れを告げます。
連載〈床の間の四季〉では、
宮崎に伝わる貴重な軸を
ご紹介します。
どうぞ、描かれた情景に思いを
馳せてご覧ください。
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夏の床の間に選んだのは、
土田麦僊(つちだ ばくせん)の『香魚』。
香魚とは、鮎の別名です。
瓜を思わせるやわらかな香りを放つことから、
そう呼ばれてきました。
麦僊は、竹内栖鳳のもとに学び、
大正から昭和にかけて京都で活躍した日本画家。
村上華岳らと国画創作協会を興し、
西洋の絵画を見つめながら、
新しい日本画のかたちを探し続けた人です。
青々とした葉の上に、二尾。
描かれているのは、ただそれだけ。
水も、瀬の音も描かれてはいません。
それでもこの一幅の前に立つと、
どこからか涼しい風が通り抜けていきます。
暑さの盛りに、ひとすじの涼を。
#宮崎家具 #指物 #木工
23/07/2026
細く、真っ直ぐと
こちらは、チークのチェスト。
箱を支えるのは、驚くほど細い柱。
それでも歪みなく立ち続けるのは、
角ごとに施された指物の仕口と、
チークという材の粘り強さによるものです。
この細さは、
チークでなければ実現できません。
そして、使い込むほどに
深みのある、あめ色へと変わっていく
材でもあります。
完成したときがいちばん美しいのではなく、
時を重ねるごとに、美しさを増していくのです。
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かつて良質なチーク材が
豊富にあった時代だからこそ生まれた一台。
今では同じものを作ることが難しい、
そんな貴重なチェストです。
#宮崎家具 #指物 #木工
16/07/2026
仕事にあわせて、道具をつくる
工場には、さまざまな道具があります。
手のひらにおさまるものから、
人の背丈を大きくこえるものまで。
連載〈道具の記憶〉では、
宮崎とともに時を重ねてきた
道具たちを取り上げます。
それぞれが刻んできた時間を、
どうぞご覧ください。
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箱の中に、整然と並ぶ鑿(のみ)たち。
刃幅のちがう一本一本が、
それぞれ自分の居場所を持っています。
木材に穴を掘り、
細部を削り、面をととのえる。
鋸や鉋と並び、
木工には欠かせない道具です。
なかでも大切な仕事のひとつが、
木と木を組むための「ホゾ穴」を掘ること。
この穴は、材料や寸法が変われば、
必要な幅もまた変わります。
数ミリちがえば、
その幅の鑿が必要なこともある。
だから職人は言います。
「鑿は、何本あっても足りない」と。
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ですが、新しい寸法の仕事が来ても、
鑿を買い足すわけではありません。
手持ちの鑿を割って幅をあわせ、
自分たちの手で加工する。
そうして一本、また一本と、
その仕事のための鑿に
作り変えて使っていきます。
#宮崎家具 #指物 #木工
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